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現場を指揮し、基礎工事から引き渡しまで全ての工程を管理するのが
現場監督です。
各分野の専門知識や指導力が求められる職種で、有能な監督の存在が
よい現場を作り、設計、職人、そしてお客様が満足する家づくりにつながります。
現場監督の主な仕事は工程管理、原価管理、そして品質管理の3つを管理すること。専門的な知識を幅広く必要とされるため、最低でも1年、10年やって一人前といわれています。柴崎さんはゼネコンでの経験も含めて、監督歴18年目というベテランです。
「一番苦労するのは工程管理ですね。現場は天候に左右されるので、職人の手配やスケジュール調整が大変。工事車両を停める駐車場の確保や近隣への配慮も欠かせません。改正法によって市場がどう動くかを含めて、市場を予測することも大切ですね。原材料費が上がったからといって販売価格を上げることはできませんから、原価管理においては市場の動きを常に把握しておく必要があります。」
現場がスムーズに回るように段取りを整えるだけでなく、すべての職人に適切な指示を与えるために、常に現場のことを考えていると柴崎さんは言います。
ケイアイスター不動産で掲げている『いい商品を安く提供する』ためには、デザイン、施工、価格などすべてを備えた家づくりをしなければ、お客様になかなか納得していただけないと柴崎さんは考えています。そのため、現場監督は設計者の意図をとらえて、家の完成図をイメージすることが一番大事といいます。

「当社の家は注文住宅に近く、商品の寸法や材質はほとんど1棟1棟違います。設計や職人にああしたらいいよ、こうしたらいいよとアドバイスできるくらいまで完成図のイメージを持たないと難しいですね。
また、今はお客様も知識が豊富なので、お客様に負けないくらいの知識が必要です。お客様が展示場にいらっしゃって、職人や現場監督に質問をしたときに、きちんと答えられるだけの知識をもっていないと、相手に安心感を与えることはできません。それもただ知識を持っているだけじゃなくて、うまくお客様とコミュニケーションをとることが現場では大事なのです。」
作業にあたる職人のマナーや、現場がきれいかどうかもお客様にとって大きなチェックポイント。『くぎ一本でも落ちていたら拾う』ということからはじめる、職人のマナー講習会も行っているそうです。
家が完成すると、玄関から各部屋のドア、壁、水まわりなどひとつひとつを確認してまわります。内装や外周りはもちろん、普段は目につかない床下収納の下もゴミが落ちてないか入念にチェック。
「最終的に設計や職人、お客様から『イメージ通りの家ができた』『良い家ができましたね』といわれるのが嬉しいですね。」
現場監督になりたての頃には、現場をうまく回すことができず、悔しい思いをしたという柴崎さん。後輩を指導する立場となった現在も、より良い現場環境づくりに余念がありません。
「『人を動かして、お金を動かして、現場を動かす』
この3つの楽しみを覚えなさいと後輩に教えています。楽しみも大変さも、大切なことも、全部現場にある。
現場監督が主導権を持った上で、職人からの提案や問いかけが適度にでてくるような現場が理想ですね。今もそうしたやりとりができるような現場づくりを心がけています。」