Vol.14 畳製造・設置

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ケイアイの家づくりを支える職人たち Vol.14 どんな仕事でも断りません。仕事で悩みはありません。 〜貫井 克浩〜

畳の仕事をしています。この仕事は奥が深くて、そこが面白いですね。

機械の導入

 畳屋さんというと、頑固な職人さんが手作業で作っている・・・という風景を想像してしまいます。
 しかし、貫井さんの仕事場を訪れると、そこは工場でした。機械が何台も並んでいます。機械化自体は3~40年前ほど前から進んでいたそうですが、貫井さんはいち早く最先端の機械を導入したのです。でも、それには勇気も必要でした。

 「設備投資には当然かなりの費用が必要です。機械も最新式だったので、本当に職人の代わりの仕事ができるのか、不安もありました。でも、あの時思い切って導入してよかったと思います。機械の導入で、一枚を仕上がる時間は5分の1になりました。ケイアイさんの多棟現場への対応も素早くできます」 「コンピュータ制御の、ゴザを縫い付ける機械は、入力した寸法に畳床も一緒に裁断しながら縫い付ける、というものなのですが、本当に寸法通りになるのか不安でした。2mm違うと収まらないので、初めは心配でしたね!

機械の力と職人の腕

 まず畳の縁のない面を、畳床に縫いつける作業をします。畳床とゴザを仮留めします。職人さんの動きの早さにカメラを構える時間もないほどです。ゴザと畳床が平行でなければ、仕上がりの畳の目も曲がってしまいます。
 次に、寸法を入力し、縁のある面を縫い付けていきます。ゴザと畳床を縫いつけるときに、縁とその下についている下紙と呼ばれるものも一緒に縫い付けます。
 畳床にゴザが縫い付けられたら、次は縁付けです。縁も様々な種類があり、施主の指定の縁をつけます。優れた機械の導入で生産は向上しましたが、やはり職人の技術は必要です。

 職人さんの手で真っ直ぐきれいに縁を折り、端を留めます。簡単そうに見えますが、これももちろん職人技です。その後、コンピュータ制御の縁付けの機械で縫い付けていきます。

仕事は断らない

 畳のゴザはイグサでできています。これを生産するのは農家の方、つまり、畳も農業製品ということなのです。当然、農家の技術や天候によっても出来が左右されます。貫井さんは生産地を訪れ、実際に自分の目で確かめて仕入れを行います。
 貫井さんは原料を仕入れ、畳床から作っています。畳屋さんで畳床から製造しているところは稀です。畳床からつくることも、どんなニーズにも対応するためです。現在は化学畳がほとんどで、ワラの畳床は少ないそうです。虫やカビ、凹凸の問題などがあり、15年ほど前から、化学畳の数が増えたということでした。でも、もちろん藁の畳床でも、打ち返しでも、畳に関する仕事は何でもできます。
 今まで畳に関わる会社はほとんど関西であること、京間と関東間の大きさが違うこと。琉球畳のことなど、畳に関するお話を次から次へとしてくださり、聞き入ってしまいました。仕事に対する熱い思いが伝わってきます。
 「仕事で悩みはありません。その都度、解決していますから」勉強熱心な貫井さんならではの言葉だと思いました。そして、「どんな仕事でも断りません」優しい笑顔で話すその瞳には、どんな注文にも応えられるという自信を感じました。

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