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プロとして迅速な対応を心掛けています。現場の建築状況を確認しながら、屋根に取り掛かれる状態になったら、すぐに現場に行けるよう準備しています。 中を濡らしてしまったら大変なので、翌日が雪の予報のときは、防水紙を貼りさらにシートで覆い、雪から家を守ろうと作業していたら20時頃になってしまって、ご近所からお叱りをうけたこともありました。 その家のことを思うばかりに集中しすぎてしまったんですね。でも、どんな状況でも、仕事は丁寧にしています。 風で屋根材などが飛ばされるなどの危険がないよう、帰るときの片付けも忘れません。 仕上がった屋根も、建築中の現場も、やはり見た目がきれいになっているのは大事なことだと思うんです。
この仕事をはじめて30年近く経ちます。昔は板金も自分で加工していたので、「物造り」という楽しさに惹かれたように思います。修行時代は親方に叩かれたこともありましたが、その悔しさをバネに上を目指してきました。 今は屋根も既製品がほとんどです。だから、誰がやっても同じと思われがちですが、やはり職人の技術が必要だと思います。 その仕事に欠かせないのが、ハサミですね。鉄でできているので使っていないと、あっという間に錆びてしまいます。同じハサミでも微妙に癖があり、使いやすさも違います。自分に合うものをさらに調整して使いやすくしています。
ヘルニアを患ったこともありまして、今でも腰には常にコルセットをしています。突風にあおられ危険な思いをしたこともあります。それでも仕上がったときの満足感があって、なかなか現場を離れられないんです。 自分が造った自分のもの…という感じがありまして、何年か経ってからその家の前を通って、ほっとするような、嬉しい気持ちになるんですよ。 事務仕事もありますし、そろそろ若い者に任せてもいいのかもしれませんが、やっぱり現場が好きなんですね。 口で言っているだけで、まだまだ現場を離れられそうにありません。
独立した頃は誰も受けないような、どんな小さな仕事もしていました。そんな私をみて、依頼してくださる方も増えました。だから信頼を裏切るようないい加減な仕事はできません。 常に、請け負っているのは1棟だけではありません。 でも、自分の目の届かなくなるほど受けることはしません。 手抜き工事は欠陥につながります。私の作った屋根で雨漏りなど許されません。だから、全て自分が責任を取れる範囲で仕事をさせていただいています。 しかし、自然やその他の要因でトラブルが起こることもあります。そんなときは「迅速・確実・丁寧」な対応で、最後まで責任を持ってやっています。 一番大切なのはお客様です。そこに住む方が、永く快適に暮らせるよう、その生活を思って私は仕事をしています。
「手抜きをしない」「いい加減なことをしない」というのは、プロとして当然のことですが、最後は思いやりにつながると思うんです。一度たりとも手を抜いて仕事をしたことはない、そう言い切れることが、私の誇りなんです。